クィア精神分析
マイナー臨床とジェンダーの脱構築
ファブリス・ブールレーズ(著)
原和之(訳)
判型:四六判上製
頁数:394頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-1033-8 C0011
装幀:西山孝司
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聞こえるか、エディプスの彼方で囁く無意識の声が。
精神分析は、エディプス的であり、同性愛嫌悪的であり、異性愛規範的であって、性差の彼方へ踏み出すことはしない――クィア理論が精神分析に突きつけた限界を受け止め、ドゥルーズ/ガタリ、ジジェク、バトラー、ウィティッグ、プレシアド、そしてラカンとともに、精神分析の理論と実践を現代的に作りかえる。混迷するセクシュアリティの迷路のなかで、同性愛者にして分析家である著者が大胆に切り拓く、無意識への新たな航路。
【目次】
日本語版への序文
第1章 分析の解体的実践
第2章 エディプスの廃墟
第3章 同性愛者たる‐分析家のパフォーマンス
第4章 反転した異性愛主義
第5章 性差なるものの彼岸
結論
原注
訳注
参考文献
謝辞
訳者あとがき
【著者について】
ファブリス・ブールレーズ(Fabrice Bourlez)
1978年、ベルギーに生まれる。精神分析家。ピサ大学で哲学の博士号を取得後、パリ第7大学で臨床心理学を修める。現在、ランス芸術デザイン上級学校教授。専攻、精神分析、ジェンダー理論、美学。主な著書に、本書のほか、Pulsions pasoliniennes(Franciscopolis, 2015), TACTS : Remanier la psychanalyseavec les féministes et les queers(PUF, 2025)などがある。
【訳者について】
原和之(はらかずゆき)
1967年、島根県出雲市に生まれる。パリ第4大学大学院博士課程修了。博士(哲学史)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻、思想史、精神分析。主な著書に、『ラカン 哲学空間のエクソダス』(講談社、2002年)、『詳解ラカン『サントーム』――ジョイス・結び目・精神病』(共著、福村出版、2025年)、主な訳書に、アラン・バディウ『ラカン――反哲学3 セミネール1994-1995』(法政大学出版局、2019年)などがある。
【関連書】
日本文化と精神分析/牧瀬英幹/3500円+税
ラカン リアニメイテッド/久保田泰考/2800円+税
メランコリーのゆくえ/藤井あゆみ/4500円+税
狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛/立木康介/2500円+税
ベンヤミンと精神分析/三原弟平/2500円+税
認知主義に彷徨う/エリック・ローラン/2800円+税
底意地の悪い〈他者〉 ジャック゠アラン・ミレール/4000円+税
言語への愛 ジャン゠クロード・ミルネール/3000円+税
精神病院と社会のはざまで/フェリックス・ガタリ/2500円+税
カフカの夢分析/フェリックス・ガタリ/1800円+税
アンチ・オイディプスの使用マニュアル/ステファヌ・ナドー/3800円+税